宗派・本尊


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宗派 真言宗豊山派

 

平安時代に弘法大師空海によって開宗された真言宗は東寺や高野山を中心に広められます。

平安の末期には中興の祖である興教大師によって紀州に根来寺が創建されます。

鎌倉時代になり頼瑜僧正によって新義真言宗が成立します。

その後専誉僧正が豊臣秀長公に招かれ、奈良の長谷寺において豊山派を興します。豊山派の派名は長谷寺の山号である豊山に由来しています。

真言宗の教えは自分自身が本来持っている「仏心」を「今このとき」に呼び起こす即身成仏に求められます。自分自身を深く見つめ、「仏のような心で」「仏のように語り」「仏のように行う」という生き方です。この教えをもとに人々がともに高め合い、世界の平和がもたらされ理想のところとする蜜厳仏国土が完成するのです。

本尊

大日如来

全ての仏様の中心にいらっしゃり、大いなる智慧と慈悲をもってすべての物を照らす根本の仏様。

主な3つの活動

①除闇編明:暗闇を取り除き、すみずみまで明るく照らす。
②能成衆務:生きとし生けるものに対して様々な力を与える。
③光無生滅:永遠に光を放ち続ける。時間と空間の制限を超えていつでも私たち衆生の心を明るく照らす。

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